2011-TOPICS-33 <<< TOPICS <<< 組織・施策 INDEX <<< 会津若松商工会議所 INDEX

11月14日、三都市商工会議所工業部会交流会を開催。当交流会は、仙台、米沢、会津若松の商工会議所工業部会員等が一堂に会して交流を図るもので、今回で3回目、初の会津若松開催となった。また、福島県開催という事もあり、東北一の製造品出荷額を誇るいわき商工会議所からもゲスト参加を頂き、4都市80名での交流会となった。

当日は、まず、国内最大の伸銅メーカーである三菱伸銅（株）若松製作所を工場見学。当社は、要求の厳しい車載用端子コネクター材や半導体リードフレーム材の分野において、品質や生産性の要となる鋳塊加熱炉、熱間圧延ラインの増強等を実施しており、高度な圧延加工・熱処理技術を確立している。参加者は安定供給しながらも顧客のニーズに応えていく姿を参考にしていた。

その後は、会津若松ワシントンホテルで交流会を開催。交流会では、（株）坂本乙造商店・代表取締役の坂本朝夫氏から「伝統を現代に活かす」というテーマで講演を頂いた。当社は、老舗の漆精製・漆製品問屋であったが、坂本氏の社長就任で、問屋業から独自の製品づくりへと経営方針を転換。その後、漆工芸の枠を超えた作品が話題を呼び、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクション、フランクフルトメッセでのデザインプラス賞など、数々の受賞歴を誇っている。参加者は漆について追及し、その特性から新商品を生み出す姿に感銘を受けていた。

講演後は、参加者全員が情報シートをもとに自己紹介を行い、自社の事業概要や得意分野等をＰＲした。また、懇親会では展示された製品やパンフレットを手に取り、熱心にそして和やかにビジネス交流、情報交換に努めていた。