北海道・東北商工会議所連絡会議で「ゆかりの地CCI観光ネットワーク」の交流深める

北海道と東北の商工会議所トップが一堂に会する第51回北海道・東北商工会議所連絡会議が、8月31日、北海道北見市で開かれた。相次ぐ台風で両地方に甚大な被害が及んだことから、国に対し激甚災害の指定や早期復旧を求める「台風災害に関する緊急決議」を採択した。

この連絡会議は、北海道商工会議所連合会(高向巌会頭)と東北六県商工会議所連合会(鎌田宏会長)が、互いに抱える課題を双方の協力で解決していくこと、活性化策について意見交換することを目的に、毎年、東北と北海道交互に開催している。

当日は各地の会頭、副会頭、専務理事ら約250人が出席し、高向会頭は「北海道新幹線の開業を機に両地域の交流をさらに深めたい」、鎌田会長は「東北と北海道を周遊できる広域観光を進めたい」とあいさつした。

その後、日本商工会議所の三村明夫会頭のあいさつ、3地域の商工会議所による意見発表に続き、特別決議を採択。決議では国に対し、中小企業の活力と活動基盤の強化、東日本大震災からの復興支援などを求めた。

当所からは宮森会頭が出席し、「ゆかりの地CCI観光ネットワーク」を構成する、函館、余市、むつ、米沢商工会議所を中心に、積極的な情報交換と交流をおこなった。


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